大型ミミズの幼体を成体に成長させる
2019年春からのミミズ箱5.1号βにおける実験で、当サイトオリジナルのFK3.0と名付けたミミズ飼育床土(ミミズ箱5.1号βのページを参照)を用いて春先に撮れるノラクラミミズっぽいミミズの亜成体(体は大きいが、冠帯のできていない個体)6匹を、1匹も落とすことなく成体にまで成長させることに成功した。
この環境で幼体から成体までの成長が実現できれば、残す課題は繁殖のみとなる(とはいっても、繁殖がおそらく最も難しいのは想像に難くない)。
この幼体の育成に成功し、かつ現在亜成体から成体になったミミズ6匹の飼育箱から卵胞もしくは子ミミズが発見できれば、ミミズの一生ワンサイクルの飼育に成功したことになる。実現すれば快挙である。
さらに、晩秋に幼体や亜成体がみつかる多年生とみられるミミズについて、ノラクラミミズっぽいもの以外にも同じ方法が通用することを確認できれば、これはかなり優れた「フトミミズの飼育方法」であると言えるだろう。
その、第2のステップを、これから登ろうとしている。
そこで実験の加速を図るためこの度、休眠していたミミズ箱4号αをβ型に改造し、(β型飼育についてはミミズ箱2号βを参照されたい)実験を進めていくことにした。
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