Thrilling Tsurilling

大きな魚を手軽に釣ろう

ナマズ釣り

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ナマズの名前の由来は、「滑らか」な「頭」でナマズである、という一説もある。漢字では「鯰」と表記する。

 

ナマズは現在でこそほぼ日本全国に分布するが、原産は西日本であり、関東には江戸時代、北海道まで広まったのは大正時代であると言われている。

 

東日本には、ナマズは、もともといなかったのだ。

 

このほかにも、中国東部や朝鮮半島西岸側、台湾に分布する。主に河川の中下流域や湖沼に生息する、夜行性の淡水魚である。

 

顔つきはどこか間抜けだが、そこがとても愛らしい。群馬県のとある神社では神様としてまつられている。

 

地震を予知して暴れると言われているが、私が飼育していた時には、地震が起きてからびっくりして暴れていた。実際のところ、この言い伝えの真偽は不明である。

ナマズを釣るには、伝統的な釣法としてはライギョと同様、カエルを使った「ポカン釣り」が使われる。

 

これまたライギョと同様に、ルアーで狙う際にも、トップ・ウォーターのルアーがよく使用される。

 

ただし、ナマズのトップウォーターの場合は夜釣りがメインである。

ここでは、手軽なナマズのエサ釣りと、トップウォーターの釣り、ワームを使った釣りを紹介することにする。​

 

 

目次

 

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エサで釣るのは、ありやなしや?

ナマズはエサの方が釣れる。いや、どんな魚でも基本的にはそうである。ルアーでナマズを狙っての釣りがとても盛んになったのは結構最近になってから(この言い方をすると私がオッサンであることがバレる)である。

 

釣り場で出会う、鯉釣りなどのご年配の方などに話を聞いてみると、子供のころはよくカエルやミミズ、果てはヒルなどを使ってナマズを釣っていたと話してくれる方も多い。

 

マブナ釣りなどをしていれば、ミミズに食いついて釣れることも全く珍しくなく、それが邪道だとは私は思わない。ナマズを釣ったことがなく、釣りたいのなら、最初の一匹は、エサで釣ろう。

 

ただし、ナマズの引きは強烈なので、強い仕掛けが必要だ。ルアーでは、トップウォーターでのナマズの夜釣りは他では体験できないほどスリリングで楽しい。

 

ただし、釣るのが目的ならやはりワームの方が釣れる場面は多い。

 

​ナマズのエサ釣りの仕掛け

 

ロッドは、ナマズ専用の物も出ているが、ニッチなためか、流行って間もないためかわからないが、高額である。

 

私は鯉釣りでもアメリカナマズ釣りでもライギョ釣りでも使用するシーバス仕様のロッドを使っている。これで強さ的には十分だ。仕掛けではないが、タモ網も必ず持っていこう。大きくなる魚なので、抜きあげは基本的にしないつもりでいてほしい。

 

ナマズの専用ロッドは、先調子ではあるがこれまたライギョ用と同様に非常に硬い。あんなロッドで思いきりアワセを入れたらナマズが傷んでしまうと思うのだが、そういうことはあまり考慮されていないようだ。

 

実際、釣れてくるナマズのアゴの固い部分が割れていることは非常によくあるし、ほとんどの個体が口回りが傷んでいる。珍しく身近にいる日本産のルアー対象魚なのだから、大切に扱いたいものだ。

 

​エサ釣りで使う仕掛けは、以下のように組むと良い。(ライギョのエサ釣りで紹介したものと全く同じだ)

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仕掛けは、バス釣りで言うところのスプリットショットリグ、またはノーシンカーだ。道糸にワームフックを直結してガン玉を10~30㎝手前に打つか、大きいエサが用意できるならシンカーは無しでもでいい。

 

ワームフックと糸の結び方は釣り小話にまとめたので参照してほしい。

www.thrilling-tsurilling.com

 

ナマズは全身に味覚を持っている(らしい)。エサをナマズの近くに投入すればほとんど確実に食べるので、キャスト精度を重視して仕掛けを選べばいい。

ナマズは狭いところで釣れることが多く、ヤスリのような歯を持っている上、掛けると根にもぐったり、地面に突進したり、根の近くでその身を回転させたりすることがある。

 

このため、細いPEのラインやバスのスピニングタックルで使われる細い糸だと一瞬で切られてしまうことがある。エサでナマズを狙うならばナイロン・フロロの4号以上でやってほしい(フロロの4号なんてスピニングに巻いたら釣りにならないかもしれない。ナイロンなら大丈夫だ)。フックは魚に引っ張られて伸びない程度に強ければいい。

 

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ナマズ釣りのエサ

ライギョのページでも述べているが、ナマズも特大ドバミミズが一番釣れる。

 

ドバミミズ採取については、フトミミズ飼育コーナーの「採集と分類」を参照されたい。

 

カエルは捕まえるのが大変なので、ポカン釣りは手軽な手段とは言えないだろう。また、小魚の泳がせ釣り(ムーチング)も使えるが、カエルと同様、手軽とは言えないし、ナマズは魚をつかまえて食うのが非常に下手である。

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ナマズがいる場所

冒頭でナマズの生息域を書いたが、よく釣れるのはびっくりするくらい狭い、田んぼの間を走っている水路だったりする。

 

ちょっと釣りをするのは恥ずかしいが、4~6月ごろにこういう所を覗いてみるとナマズが泳いでいたりするので、探すのも楽しい。

 

尻鰭をゆらゆらさせながらゆったり泳いでいるナマズは、見つけるだけでも癒される。私は下の写真のようなところを見かけたら、釣具を持っていなくてもナマズを探してしまう。

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中規模以上の河川なら、岸際に寄っていることが多い。流れ込みの前や、本流の脇の水がたまったところにもいる。

 

河川で狙う場合は、まず流れ込み、次に岸の際、そして流れが石に当たる裏、護岸が崩れているヒビの周辺、テトラ、堰の下の滝つぼ状の所が狙い目だ。

湖やダムならバックウォーター、浮草の周り、ワンドの奥などに多い。昼間は黒い魚体が目立つので、けっこう見つけやすい。

ナマズは昼間は暗く狭いところに隠れているというのが定説であるが、炎天下のピカピカの晴れの日に川のど真ん中を泳いでいたりもする。特に曇りや雨の日の昼間は動き回っていること多い。また、水が濁っているときなどにも高活性な日が多い。

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エサ釣りの二つのスタイル

ひとつは、ナマズが見えている場面に出会うことが最も近道だ。前打ちをするのだ。見えナマズを発見し、ポンと前にミミズを投入すればもう釣れたも同然、失敗して背中の上に落としても、くるんと反転して食べる。これが最も手軽にナマズを釣る方法だ。

狙いやすいのは、上記の田んぼの間を走る水路である。河川で釣る場合も、見えナマズに向かってミミズを投げ込むのが一番効果的な釣り方だ。

 

上で書いたような場所をまずは一通り眺めてみよう。また、ナマズはエサを食べる前にひげでエサを触るような動作もするので、よく観察すると楽しい。

代替手段として、どうしてもナマズが見つからない場合は、ブッコミ釣りになる。ミミズをつけて、回遊しそうなところに投げて待つのだ。

 

ただしこれは、外道がたくさん釣れる。鯉やニゴイ、マブナ、ブラックバスにブルーギル、ライギョ、下手をするとカメなどである。

外道は全部は避けられないが、ブッコミ釣りも投げる場所によって結構釣る魚を選ぶことができたりする。「この辺はナマズがよくいる」というのを見つけ出せば、ナマズが釣れる確率は上がるだろう。

どちらのスタイルでも、鈎を飲まれないように、食ったら即アワセが私の基本姿勢だ。ブッコミ釣りでもナマズ狙いなら、ずっと竿を持っていよう。

掛かたら根にもぐられないように落ち着いてファイトし、タモ入れしよう。タモ入れは、網ですくおうとせず、竿を使って網の中に誘導するように入れるのがコツだ。

ミミズをルアーのように引っ張っていて釣れる時もあるが、ミミズがすぐに弱る。ただし、沈み根の位置が把握できているならば、狙って動かしていくのは有効な手段だ。でも、そこまでやるならルアーで釣ろう!

 

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トップウォーター・プラグでのナマズ釣り

ナマズといえば夜釣りで、「ジッターバグ」という、水面を「ポコポコ」と音をたてて泳ぐルアーで釣るのが王道である。いわゆる「ノイジー系」というやつだ。

 

私はハードルアーは滅多に使わないのだが、これを使ったナマズの夜釣りは好きだ。ジッターバグに似たようなもので「キャタピー」というルアーも使っている。

 

ケミホタル(化学発光する棒状の目印)を刺しこむ穴がついている物もあるので、夜釣りには便利である。(トップのナマズは夜釣りが基本だ)

 

カラーなどは、たぶんあまり関係ない。音と振動で食わせるので、悩まなくてもいいと思う。

 

 

ナマズのルアー釣りではこれらのルアーを改造して楽しむのが好まれている。オモリをつけて重心を変えたり、ルアーが吸い込まれやすくしたりする。前のフックをブレードに変えてみたりしても面白い。バリエーションは様々だ。

フックはカエシのない物にするか、カエシをつぶしてしまうのが好ましい。

基本はゆっくりただ巻き、およびストップ&ゴーで使う。エサ釣りの項目で書いたような場所の付近を巻いてくるとよい。

 

ポコポコとリズミカルな音を立てて泳ぐジッターバグに「バフッ!…バフッ!」とナマズが食いそこないながらもバイトを連発する。

 

「へたくそ、ちゃんと食え…」と感じながら乗るのを待つ、この緊張感が、この釣りの醍醐味である。

このようなプラグを投げる場合は、ブラックバス用のベイトタックルが良いだろう。ロッドもあまり硬すぎないほうがフッキングしやすいのでバスのベイトロッドは結構向いている。

糸は、トップウォーターなので水に浮くPEラインを使うのがいい。引張強度ではなく、太さで選ぼう。ベイトリールで使える太さ、かつ、ちょっとくらい歯や鰭の固いところに擦れても切れない太さだ。3~6号くらいのPEラインで、リーダー無しの直結でよい。

直結が心配なら、6号くらいのフロロを50㎝ほどショックリーダーとしてつけてもいいが、こんなゴツイPEを使う以上は、フッキングしたら魚を走らせずにゴリゴリ巻き上げたい。

 

PEはコンクリートに擦れると太くてもすぐ切れるから、PEの引張強度に任せて巻き、ナマズに真っ直ぐの男道を作ってもらおう。横に走らせてはいけない。こうしていれば、普通トップウォーターのナマズ釣りでラインブレイクは起こらない。

PEは結束部が弱い。経験はないが、ルアーのアイに傷でもあればそこで切れたりもするらしい。スナップやルアーのアイに傷がないか、毎回チェックすべし。

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網がじゃまだと敬遠する人が多いが、ベイトタックルでもタモ網は使ってほしい。大きな魚の抜きあげは魚を傷めるし、ロッドがヘタることもある。足場が高いというのなら、長く伸びる物を使えばよい。

昼間ならスピナーベイトがよく釣れるが、その場合はナイロンやフロロを巻いたベイトタックルが良いだろう。この場合、見えているナマズの近くを巻くだけなのでここでは解説しない。アピールの強いモノにはだいたい反応するのでいろんなルアーで狙ってみよう。

 

ワームでのナマズ釣り

トップでのナマズゲームを楽しんでいる人は、ナマズは夜に釣るものだと思っている人も多いだろう。(まぁ、そのほうが高揚感があるのは確かだ。)

 

しかし、ワームを使えば、エサ釣り同様、昼でもけっこう釣れる。ナマズには全身に味覚があり、ひげの嗅覚が発達しているため、ルアーフォーミュラ(ニオイとか味のある汁や粉)を使用すると放置でも釣れるし、近くに寄せるだけで積極的に食ってくる。

 

「新ワーム考案」コーナーで私が提案しているガルプ汁を用いた汁漬けワームなら、上で紹介したようなエサ釣りに近い釣果が得られる。このワームを使ったナマズ釣りのタックルは、エサと同じでいい。

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シーバスロッド、スピニング3000番以上、ナイロン4号以上。探る釣りならスプリットショット、見えナマズならノーシンカーだ。色んなリグで釣れるが、実績が高いのは二つのリグだ。

使うワームは、振動の波(ルアー界では「波動」と呼ばれているが、私はこの言葉が気に入らない)を出す、アピールの強いタイプが良い。

 

ナマズはほとんど視覚には頼っておらず、ひげと全身に走る側線とを使ってニオイ、振動を感じ取ってエサを探している(生物が筋肉を動かすために出す微弱な電流も感知できるそうだ)。

 

捕食が下手なので、多くのエサを確保するために動くものにはどんどんバイトする。だから、昼間の寝ているようなナマズでも、近くを通すことに成功すれば釣れる。

 

同じ「ワームを使った釣り」でも、バスやライギョとは少し釣りの毛色が違うのだ。ただ巻きで振動するグラブやホッグ、シャッドテールタイプのワームが良い。

 

自ら積極的にシェイクするならば、ストレートワームのワッキー掛けも有効である。

 

私がよく使うワームは、ゲーリーグラブ、スタッガー、ガルプホッグ、ヤマセンコー(スタッガー以外、上で書いた汁を使っている)だ。使い方は、ただ巻き、ズル引き、シェイクができれば釣れるだろう。

 

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もちろんすべての日にこれだけのバリエーションで釣るわけではない。私が使用するリグ、ワームの紹介は「ブラックバス釣り」で、 

www.thrilling-tsurilling.com

 

で、動かし方は「セコ釣りのワームアクション」で

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紹介しているので詳しくはそちらを見てほしい。

 

見た目ではなく振動とニオイのアピールが強そうなものをそこから選んでやるとナマズには効果的だ。

ナマズは​70㎝以上になる。必ずタモはもって行ってほしい。

 

ナマズ釣りの注意点

ナマズは、びっくりしたら心停止することがあるそうだ。極力そういうことを避けるためにも、無茶苦茶なアワセ、抜きあげをしないでほしい。

 

口が堅いから強くアワセなければ刺さらないというのはよく言われるが、それはフックがヘタっているのだ。研げば済むし、トップで乗るときはダブルフックならたいてい歯のない部分にフッキングするので、闇雲に強くアワセる必要はない。

確かに、ナマズは口が堅い。そこで気をつけなければならないのは、フックが外れないことの方なのだ。バーブレスフックでも手で外れないことがある。ペンチはもって行ってほしい。​

 

ナマズは貴重な在来の魚だ。私は飼育していたので特にナマズにはこだわってしまう所がある。

 

そしてナマズの口には、ヤスリ状の歯がある。大型のナマズになると、アゴをつかんで持つと親指の皮がズタズタになることがある。気をつけよう。ゴム手袋があるといい。

かわいた軍手でつかむのはやめてあげてほしい。同様に、素手で触るときも極力水で濡らしてからだ。ナマズには鱗がないので、一発で皮膚が傷んでしまうのだ。手形の古傷がついたナマズが釣れることもある。

コンクリートに直接置くのもよくない。特に夏にやってしまうと、致命的だ。

これからナマズ釣りを始めようという諸兄は、ランディングができる、ナマズを平気で触れる、どこにかかっても鈎が外せる、これらは最低の条件として道具選びと、心構えをしてほしい。

​「ナマズ実釣」では、実際に釣れたナマズを見て行こう。

 

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