Thrilling Tsurilling

大きな魚を手軽に釣ろう

その他の大物釣り

これまで説明してきた以外にも、私は手軽な方法でいくらかの大物を釣ってきた。ここでは、思い出に残っている大物について、紹介しようと思う。

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ビワコオオナマズ

ビワコオオナマズは、日本三大怪魚に数えられる琵琶湖のヌシである。私は子供のころに図鑑でその姿を見て以来20年以上、ずっとこのビワコオオナマズに対する憧れを持ってきた。ナマズの可愛さに取りつかれたのも、このころからである。しかし結局、ビワコオオナマズを釣りに行くチャンスは訪れることなく、関東へ引っ越してしまった。そこでアメリカナマズ釣りという最高のレジャーと出会うことになるのだが、ビワコオオナマズに対する憧れは募るばかりとなった。だが転職を機に、とうとうチャンスが訪れる。2016年に私は関西に移ってきたのだ。この機を逃すまいと、入念に準備を重ね、2016年6月、釣行に出た。釣法とポイントは詳しく言えないが、初めての釣行で73cmのビワコオオナマズをこの手に抱くことができた。

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20年来の夢がかなった瞬間である。紫の魚体、短いひげ、扁平した頭。間違いなく、ビワコオオナマズだ。サイズは小さかったが、引き寄せてきたときにその神々しさに震えが来たのを覚えている。ビワコオオナマズは、水中にいると白っぽく見える。まるで光を放っているようだ。

下準備を含めて決して手軽な釣りだったとは言えないが、私が人生の目標としている「淡水魚1メーター」には、ここが一番近いのではないかと感じた(結局、2018年にソウギョで達成した)。今後も釣行を続け、数がそろってきたら釣りページの1項目を担ってもらう事にしようと思っている。

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こちらは人生二匹目のビワコオオナマズである。何度見ても神々しい魚体である。サイズは1cmしか伸びなかったが、1メートルはこいつで達成するんだという心の火がともる、強烈な引きであった。

 

 

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イワトコナマズ​?

イワトコナマズもまた、琵琶湖水系と余呉湖にしか生息しない貴重な固有種である。普通のナマズでもこんな模様のやつはたまにいるような気がするので、このナマズがイワトコナマズかどうかわからないのだが、およそ60㎝のきれいなナマズだった。

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これがイワトコナマズであれば、これまた20年ほど憧れ続けた魚の一つである。

魚が手元にいないため、今となっては知る由もないが、詳しい方がいらっしゃれば、当サイトについてよりメールを頂ければと思う。

パンプカの外道で​人生最大のマブナ

私自身、マブナ釣りは結構やってきたつもりである。しかし人生最大を塗り替えたのは、鯉のパンプカ釣りの外道としてであった。45㎝である。「尺半上」というのだが、45㎝というのはフナ釣り師の間でも大変喜ばれるサイズである。しかも、大型化するヘラブナではなく、これはマブナである。

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パンプカで錦鯉が釣れるのだから、いずれは(ヒブナではなく)金魚を釣ってしまう日も来るのではないかと恐れてしまう。釣れたら紹介するが、その時私は悲しみに暮れているだろう。放流はいけない。

 

巨大ニゴイ

琵琶湖水系で釣れた人生最大ニゴイである。私の近所の釣り場では1000匹釣っても50cmが限度であるが、琵琶湖水系のポテンシャルにはいつも驚かされる。

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近所にこんなニゴイがいるのならば、このホームページにニゴイコーナーを作ってもいいと思えるのだが…水系のニゴイのサイズはどのように決まるのであろう?私の経験では鯉とは逆で、ダムなどの止水では小さなニゴイしか釣れず、水深が浅くても川に行くとそれなりのニゴイが釣れる。婚姻色の出ている成体でも本当に同種なのかと疑ってしまうほどの大きさの違いだ。

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と、思っていたら2017年6月、これを超える60㎝オーバーの巨大ニゴイを近所で釣り上げてしまった。追星の出た婚姻色のオスの個体で、とんでもない引きを見せてくれた。近所の魚はだいたい釣ったと思っていたが、これは新しいジャンルになると思わされる良い釣りとなった。

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クロダイ

ブラックバスのワームでのアプローチとよく似た釣法でクロダイの数釣りができると噂には聞いていた。今住んでいるところは海から遠いのだが、何度も通ってチャレンジして釣った初めてのクロダイ(なんと年無し51cm!)である。正直言って信じられない釣果だがそれは私にとっても同じである。奇声を上げながらネットインした思い出の魚である。

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ハクレン

茨城県某所で釣りあげたハクレンだ。引きは体験したことのないような瞬発力であった。35lbの道糸が引っ張り合いで切れるのではないかと感じるほどの強烈な引きだった。110cmくらいの大物だ。

河口付近で釣れた魚

シーバス

自己記録は73㎝だ。2022年5月に釣り上げた魚だ。これが釣れた日は100円ショップのダイソーのバイブレーション(無改造)でポンポン上がった。横浜に住んでいた時代、かなり通い詰めたが60cmに届かなかったのでこれが釣れた時はふるえが来たのを覚えている。今後は是非ランカーを手にしたいものだ。

 

 

クロソイ

 

横浜のみなとみらい地区で真冬に釣った大物クロソイである。横浜のおかっぱりでこんな物が釣れるのかと驚いたものである。

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持ち帰って食べた。都市部の魚でも、汚水が流れる河川に居ついているものでなければおいしくいただけるという事がわかった。塩焼きにしていただいたが、想像を絶する美味さだった。

 

神奈川在住時代、あまり大物は釣れなかったが、「手軽に」釣ったことは確かである。横浜でガルプサンドワームを使用しセイゴの猛攻をかき分けて釣ったクロソイは、一生忘れられない魚である。

 

大きな魚は身近にいる!

何を狙っても思わぬ大物が釣れる時はある。バスを狙っていたらライギョが、マブナを狙っていたらナマズが、鯉が、という具合に。ならば、その思わぬ大物を狙ってしまえばいいと、私は思った。こうやって、釣り方を考えるうちに私の釣りは、誰でもできる非常にシンプルなものに落ち着いていった(まだまだ改良は重ねていくつもりだ)。大きな魚が釣れたときの喜びは、何物にも代えがたい。その喜びを、ぜひ皆に味わっていただきたい -そんな想いが、このホームページにはこめられている。さあ、Thrilling Tsurillingに出かけよう!

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