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大きな魚を手軽に釣ろう

鯉釣りパンプカ実釣

2016年度、第1Q(4/1~6/30)の某ダム湖での釣果

パンプカ釣りの要点で説明した方法で、2016年4月から6月末の3か月間にとあるダム湖においてパンプカ釣りで釣れた鯉は、65匹にのぼる。


ほぼ全てが、説明した通りの釣り方である。釣行日数は平日早朝のチョイ釣りを含めて39日。一日に一匹以上の鯉を仕留めていることになる。


一日に1~2匹というと、アメリカナマズの1日31匹に比べるといささか少ないように見えるが、65匹の平均サイズは70㎝を超えている。大きさではアメリカナマズを余裕で凌駕する。


また、1匹釣ったら満足して帰るような日が半分ほどあったため、「俺はまだ本気出してないだけ」と決まり文句もいえる。


誰かに連れられて数回行っただけという広義の釣り経験者も含めて、70㎝以上の魚を釣ったことがある「釣り人」は一体どれだけいるだろう。5%はいないだろうと思う。もしかしたら、1%にも満たないかもしれない。


にもかかわらず、私がこのダム湖へ誰かを連れて行けば、ほぼ70㎝以上が釣れるのだ。パンプカ釣りの威力を、ぜひ見ていただきたい。

 

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​大物、変わりモノ

鯉釣りにおいて私は、80㎝以上を大物としている。また、変わりモノとして錦鯉もたまに釣れる。これらが釣れたパターンを写真とともに解説していく。

2016年4月3日

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関西に帰って初めての80up。菖蒲の茂った水域で濁った水への沈めパン方式で釣った82cmである。釣り用のメジャーもまだ買っていなかった、今となっては懐かしい不格好な写真である。まだ寒い時期のためコンクリートに置いてしまったが、今では反省している。私は以前パンプカ釣りは関東の河川で行っていたが、いきなりの大物に驚いたものである。これが釣行2日目に釣れたものだから、1メーターの鯉もあっさり釣れるのではと当時身震いしたのを覚えている。

​2016年4月29日

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誰かが野に放った錦鯉と思われる。黄金色で美しかった。サイズは70台だが、錦鯉が野に捨てられるのはおそらく30cmより小さいころであろう。その目立つ魚体

からして、生き残るのはなかなか困難である。その水系にもともといない物を放流することへの怒りとともに、綺麗なものを釣ったという喜びも芽生えた1匹。

流れ込みの淀みへの浮きパンでGET。​

​2016年5月1日

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流れ込みで浮きパンを食わないため沈めパンを根気よく1時間ほど行って釣った84㎝。見たところ若い鯉で、かなり元気だったため鬼のような引きを見せてくれた。

​2016年5月7日

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小川の流れ込みで発生した泡を食っていた83㎝。撒き餌なしの一投目で仕留めた。老魚特有の貫禄のある一匹だ。鯉の頭の上に写っているワームは、釣り上げたときワームフックごと鯉の口の奥に残っていたものだ。バス釣りの人がこの鯉をかけてラインブレイクしたのだろう。このフックの取り外し作業が難しかったため、やむなく足場の良いコンクリート上で行った。口の奥のフックを外しても出血もなく、元気に帰って行ったので今も生きていると願いたい。

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​2016年5月12日

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平日に突撃して農業用貯水池からダムへの流れ込みに集っていた鯉を浮きパンで仕留めた81㎝。一個目の撒き餌をすぐに食ったので、直ちに浮きパン仕掛けを投入した。

​2016年5月24日

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小河川の河口付近の河岸をパンを撒きながら何往復もして鯉を寄せ、ヘタ付きパンの遠投で仕留めた82㎝。スレンダーだが元気がよく、暴れてなかなか撮影に応じてもらえなかった。

​2016年5月29日

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濁った流れ込みにパンを沈めて回遊を待って仕留めた、会心の86㎝。パンプカで釣れた鯉の最大記録である。背びれの上に一枚、はがれてしまったウロコが転がっている。(申し訳ないことをした)

鯉はウロコに年輪を残すと言われているので、持ち帰って観察した。

​このウロコの年輪観察結果は、別ページで書いたので参照してほしい。

​2016年6月4日

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流れ込み周辺に回遊していたものに浮きパンを撒いても食わず、沈めパンを撒いたところ食い、沈めた仕掛けを投げながら浮きパンの撒き餌をしていたら浮きパンを食い始めたので浮きパン仕掛けで仕留めた錦鯉54㎝。この期間で釣れた鯉では最小記録である。きれいでかわいい錦鯉だが、かわいい捨て犬や捨て猫と同じである。少し悲しい気持ちになった釣りであった。

 

​2016年6月11日

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81㎝だが今まで釣ったどの鯉よりも引きが強かった。とんでもなく太い鯉。​小河川の河口で沈めパンの撒き餌を順番に食べていたので、沈めパン仕掛けでGETした。かかった直後、30mくらい糸を出される強烈なファイトだった。いつまでたっても浮いてこず、竿を持つ手がクタクタになった。

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2016年6月25日

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こいつは、他の鯉とパンを取り合って大暴れしながら獰猛に食いついて釣れた。タモ網をぶち破って2度ファイトした82cm。日向に置いていたためか、網部分がナイロンでできたタモ網は、力強い鯉の前にあっけなく突破された。結局は私が入水して抱き上げた。網はナイロン6号の釣り糸で修理を施したが、新しいタモ網の必要性を考えさせられる一匹だった。

このダムでメーターは釣れるか?

この3か月間で釣れた80upは8匹であった。最初は、1mも混じるのではと期待したのだが、終わってみれば90cmに届かなかった。

 

このダムでパンプカによって釣れた鯉の大きさで統計をとってみたので、次ページで鯉釣りのデータとして紹介する。また、この期間最大の86㎝の鯉が落としていったウロコの解析も行った。なかなか面白いアプローチだと思うので、ぜひ読んでいただきたい。

 

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