実家近くの湖と川でガサガサ調査をしてきました。
なかなか渋いガサガサでした。全然とれない。子供のころに比べると、生き物減ったなぁ、と痛感させられる日でした。
そんな中、湖で採れたドンコがこれです。
いやーかわいい。私は大学・大学院時代にナマズを飼っていたと言いましたが、小学生時代にドンコを飼っていました。
これくらいのサイズのドンコが、20㎝くらいにまで成長しました。
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今考えるとあのドンコは貴重なくらい大きかったのではないかと思います。ど迫力でしたよ。
あのドンコは本当にかわいかったんです。隠れ家に、と思って竹筒を用意したんですが、その竹筒が水に浮いてしまうことが帰って水槽に入れてから判明するんですよね。
で、その竹筒を石の中に埋めて沈めておくとドンコが入るわけですが、しばらくすると石が崩れて浮き上がっちゃうわけです。
でもある日から、浮かんだ竹筒にドンコが住み着くようになったんです。
でかいので尻尾と顔は筒から出てるんですが、そこがお気に入りみたいでエサを与えるとき以外はずっと浮かんだ竹筒に入って生活していました。
で水槽のコケとりなんかのために指を突っ込んで何度か噛まれました(笑)それでもかわいくて仕方なかったですねぇ。
ナマズ、錦鯉に次ぐ長期飼育に成功した魚でした。最期は具体的な死因が見つからなかったので、天寿を全うしたのではないかと思います。
続いて川です。この川は、昔は本当に様々な物が採れました。
種々タナゴ類、エビ、オイカワにカワムツ、ヨシノボリ、カマツカ、ドジョウ、ギギ、ナマズの子供…
今では見る影もありません。30分ガサガサして採れたのは手長エビと小さなオイカワだけでした。技術が落ちたのもあると思いますが、ここまで生物が減っているとは。
採れたものは全部その場にリリースしました。
おお、これは飼おう!と思う物が採れたら持ち帰ろうと思っていましたが、まぁこんなところでしょう、
本気でガサればもっといろんな物が採れたと思いますが、とにかく生きものの密度がかなり下がっていました。悲しいことです。
生きものが減った原因は何でしょうか。
川では淵の部分でミミズを垂らすとギルやバスが釣れてきます。多分こいつらが原因です。これは20年前にはなかったことなので、新たに密放流されたのでしょうね。
誰だよ、いい加減にしろと言いたくなります。
私はバス釣りをしますが、彼らにはできればご退場願いたいと考えている人間です。
バス・ギルの密放流は、懲役刑だけでなく環境復旧費用をすべて負担させるくらいの量刑が必要だと思っています。
無限にかかるのであれば、無限にその責任を追及すべきだと。
かわいそうとか、誰が悪いとか、他の魚だってとか、そういう言い訳はいりません。生態系の破壊は、学問の邪魔なのですよ。そして生物の絶滅は取り返しがつかんのですよ。水系ごとにね。