実家近くのダム湖にライギョがいるという話を聞きつけて行ってまいりました。私が若いころはそこでライギョなんて見たこともなかったんですけどね。最近はバスもよくいるという話です。なぜ「いる」とばかり聞くのかというと、ヘラ師からもらった情報だからです。釣れたジャミについてくるんだそうです。
昔は、本当にブルーギルばかり釣れるダムでした。たまにバスっていう感じの。その後生態系がどうなったのか知りませんが、最近はフナも釣れるそうですし、あの「ブルーギルレイク」から変貌を遂げているようですね。
ダム湖ですからブームのころから結構バス釣りが盛んで、近所に住んでいた私は「その辺の池とか川の方が釣れるのに」と思っていたものです。でも変わったというのだから、行ってみる事にしました。
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ヘラ師から得た情報を頼りにポイントに着きます。木陰をライギョが泳いでいます(笑)
即見つかるとか、どんだけ増えてるんだと思いました。シャローなので底でもアピールできるだろうと、リグってあったテキサスにドライブクローを刺してアプローチします。
全ッ然見向きもしてくれません。それどころかワームを見て逃げて行ってしまいました。なにせバス釣りが盛んなダム湖。たぶんこいつらも散々ルアーを見せられてスレまくっているのでしょうね。ライギョはスズキ目ですから、バスと同じような学習能力を持っていると考えられます。同じようにスレているのでしょう。
近くに見えバスもいましたが、こいつらもまたスレまくり。サイトフィッシングが成立しないのは結構ストレス溜まりますね。
さて、ここにはライギョを釣りに来たのでした。バスと遊ぶのはやめます。ライギョは同じところを何度もウロウロしますから、待ちの釣りをすることにしました。
ラバージグにさっきのドライブクローをセット。さっきライギョがうろついていた中で一番浅いところ(水深20㎝くらい)にこれを投げ込んでライギョが戻ってくるのを隠れて待ちます。
10分ほど待ったでしょうか。さっきのライギョが戻ってきました。空気呼吸をバフッとしたあと、ラバージグを仕掛けたあたりにやってきました。そこですかさずチョコンと動かします。ほんの少しです。ライギョがピクッと反応しました。着底後、ラバージグのスカートが開いた瞬間ガブリ!
おおー!待った甲斐があったってもんです!小さいのでゴリ巻ですかさずネットイン!
小さめですが、私が普段釣っている釣り場のライギョと何か見た目がちょっと違う・・・?普段釣っているのは多分カムルチーなんですが、これはタイワンドジョウかコウタイとかなんでしょうか。見分けられないのが何だか切ないですが、とにかくライギョです。多分ライギョも交雑しててわけわかんなくなってると思うんですよね。移殖された種々のタイワンドジョウ科の魚たちの遺伝子の濃さの問題でしょう。
よく考えたらバスだって違う水系行ったら体高とか色が結構違ったりするので、そういう違いなのかもしれませんし。
まぁとにかくいつもの素直なライギョたちと全然違いました。バスレイク(バス釣りが盛んなところ)のライギョはスレてます。ハッキリ言ってここでずっとライギョ粘るくらいなら、自分の足でスレてないところ探すほうが賢明だと思いました。
こういう、着水音でもうサヨナラしてしまうような魚を釣るのはしんどいものがあります。釣り場が限定された大会なんかだとそいつらとも勝負しなければならないのですが、一般人としてはやっぱりスレスレのエリアは避けて通れるものなら避けた方が楽しく釣りができますね。