今日は何狙いでもありません。
疑似餌?浮子?何だそれは。漢ならブッコミ釣りだ!
道糸にオモリと鈎だけの単純な仕掛けにミミズをつけてブッコミ放置。何が釣れてもお構いなし!
私はときどき何々釣りのどういう所が魅力だとか役に立つとかぬかしますが、この釣りの技術(?)は役に立ちませんし、様々な側面から見る釣りではありません。
投げたらそこに竿を置いて仁王立ちで立ってるだけです。なぜそんな釣りをするのかというのも愚問です。理由などありません。
エサの選定にも理由はありません。淡水ならミミズ、海なら青イソメ。むしろ他に何があると?
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ブッコミ釣りのキャッチコピーみたいなのはこれくらいにしときましょうか。
釣りは、競わなくていい、考えなくていい、ボウズなど恐れなくていいんですよ。
何釣りが高尚だの低俗だの、釣果が上だの下だの、カッコ良いだの悪いだの、比較の概念を捨て去りましょう。
それは釣りの喜びの本質ではないでしょう?「あるがまま」がいいのです。私は何釣りするときもそういう風に釣りをしたいのです。
こういう話は文字にすると意味不明になっていきますね。
頭からっぽで竿先を眺めていると小さなアタリがありました。その2秒後くらいに、ぐいーんと糸が出されます。
これはもう向こうアワセで魚が乗っています、アワセを入れずにファイトに入ります。
で、でかい!たいていミミズのブッコミをやると小さいニゴイが釣れまくるのに、これは何だ?
2分くらいの長いファイトを経て上がってきたのは、鯉でした。
この「頭からっぽ」から一瞬にして「緊張」に切り替わる瞬間が、たまりません、鯉を逃がしてしばし恍惚とした後、再びミミズをブッコミます。
1時間くらいたったでしょうか。また竿がひん曲がって糸が出されます。再び緊張が走ります。
夢中で竿をつかみ、ファイトします。またでかい!ミミズのブッコミでこんなのなかなかないぞ。
今度は何だ?
また鯉でした。今度は3分以上ファイトしましたが、だいたい同じサイズ。
金属の色でたとえるなら(なぜ金属なのかは聞かないでください)1匹目は銅のような、2匹目は銅-亜鉛合金の真鍮のような色の鯉でした。
この後もミミズをブッコんでぼんやり水面を眺めていたんですが、半袖短パンできたのが災いし、寒くなってきました。急に冷えましたね。
「あるがまま」でいられなくなったので、ここで撤収です。
ここで釣れる鯉にしては小さいほうですが、ミミズのブッコミにしてはとんでもない大物が2匹釣れて、緊張と無心を行ったり来たりする楽しい釣りでした。
私が時々わけわかんないこと書くのは、私がわけわからん系の人間だからです。