Thrilling Tsurilling

大きな魚を手軽に釣ろう

アメリカナマズ釣り

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アメリカナマズ(英名 Channel catfish:チャネルキャットフィッシュ)は、カナダ・アメリカ・メキシコを原産とし、主に霞ケ浦水系で爆発的に生息数を増やしている特定外来生物である。

 

日本では、1971年に食用としてカリフォルニア州から輸入され、霞ヶ浦で養殖が始まった。導入されたものが台風などで逃げ出して繁殖したと言われているが、いけすが壊れただの何だのというのは真偽は不明である。売れないものが意図的に捨てられた可能性もある。

 

食用といっても、日本では岐阜県飛騨地方では名産品として「河ふぐ」と呼ばれ、淡白な味を生かしたしゃぶしゃぶなどの料理で有名であったが、現在はこの呼称は使われていないようだ(使ってはいけないことになったらしい)。全国では食用魚としての普及も進んでいないのが現状だ。

 

アメリカではかなりの漁獲高を誇り、某世界最大のハンバーガーショップの「フィレオフィッシュ」はアメリカではこのアメリカナマズが使用されているという話もある。

現在霞ケ浦水系で主に猛威を振るっており、ブルーギルやブラックバスさえも駆逐しそうな勢いでその生息域を拡大させている。肉食性の強い雑食性の魚であり、主に関東で「キャット」と呼ばれルアーやエサ釣りの対象となっている。

 

非常に繁殖力が高く、もし日本中の湖沼・河川に放たれるようなことがあれば、日本はアメリカナマズだらけになってしまうだろう。

 

日本のナマズと違って口ひげは4対、8本あり、日本の淡水魚で言うと見た目は「ギギ」に近い。釣り上げたら「グー、グー」、と鳴くところもギギっぽい。

釣りものとしてのアメリカナマズは、大型の魚が簡単に釣れ、引きも強い。釣る魅力がいっぱいなのだが、バサーやへら、鯉釣り師の間ではあまり好まれてはいないようだ。

生息している水系であれば、非常に簡単に釣れる魚だ。まずはアメリカナマズ釣りに使う仕掛け・道具、ポイント、注意点について書いていこう。

 

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目次

 

仕掛け

アメナマは鈎とエサさえあればなんでも釣れるのだが、仕掛けはシンプルに

3000番以上のリール→道糸→サルカン(タル付オモリ)→ハリス→鈎

でよい。簡単に図にすると、以下のような仕掛けでじゅうぶんだ。あまり難しく考える釣りではなく、エサを落としておいたらモンスターみたいな魚が手軽に釣れるのが醍醐味なので、複雑な仕掛けを組む必要はない。

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道糸は大物狙いならナイロン4号以上、鈎は丸セイゴや鯉鈎、伊勢尼などが良いと思う。バス用のワームフックではすっぽ抜けが多い。小さすぎなければ、あまり深く考えなくても良い。

 

80upを狙うなら、ハリスも4号以上が望ましい。

 

糸の結び方は釣り小話でまとめているので、そちらを参照していただきたい。

www.thrilling-tsurilling.com

 

 

サルカンは「タル付き」、「タル付きオモリ」などと呼ばれる2号程度のオモリ付きのモノを使用するか、なければ鈎直結でガン玉を打ってもよい。

 

流れがある場所では、オモリはもっと重くしても良いが、できるだけ軽いほうがファイトが楽しめる。

 

サルカンの上に中通しオモリではダメなのか?と考えられる方もいるだろう。なぜ私がこういうスタイルにしているかというと、放置が基本なので、向こうアワセをきっちりとるためである。

 

アメリカナマズ釣りでは、経験上、遊動する中通しオモリでは向こうアワセが浅くなり、すっぽ抜けが多くなる。だからタル付きオモリやガン玉を使用するのだ。

 

軽いオモリはファイトが楽しめると言ったが、オモリがあまりに軽すぎると底がとれなかったり、流されて根掛かりしたりする。流れがあったり、風が強かったりすれば適宜大きさを変更したほうが良いだろう。

 

ロッドについては、メバリングやブラックバスのライトタックルで使うスピニングロッドでは大物が釣れた時に糸の強さだけでの勝負になり、ファイトが長引く可能性がある。

 

もちろん、釣れないことはないのだが、大きい物を数釣りできるのがアメリカナマズの楽しみなので、ファイト時間は短いほうがいい。

 

安物でもいいからシーバス用のロッドや、磯竿などが良いだろう。遠投もあまりしないし、短いほうが取り回しがよいのだが、80㎝オーバーの魚が釣れてくるという事を頭に入れると、パワーがあるものがよい。

私がアメリカナマズ釣りに使っているのは以下の二本がメインであるどちらかである。磯竿のほうは、私の釣りではアメリカナマズ専用機である。​

​「道具が現在何もない」という人でアメナマ釣りしかする気がないならば、意外と強度だけはしっかりしている「チョイ投げセット」でもよい。かく言う私も、初めてのアメナマはチョイ投げセットだった。ただし、やはり「値段なり」であるという覚悟は必要だ。この場合も、後述するがタモ網は別途必須である。

 

 

 

エサは何が良いか

 

10年以上通い詰めた私が検証した結果、鯖の切り身、ドバミミズ、豚レバーの順にあたりが多い。

専用の練りエサなどもあるが、スーパーで鯖とレバーを買っていけば事足りる。

鯖の切り身は、2枚おろしを買ってきて1×2㎝くらいの短冊状にハサミで切って使用する。エサを大きくするほど大物が釣れると考えるのは安易で、すっぽ抜けが増えるだけなので、無暗に大きく切る必要はない。

レバーはスライスされたものを1枚そのまま鈎につければよい。ドバミミズは1本掛けだ。

種々の外道釣りも楽しみたければドバミミズを使用するのが良い。鯖やレバーのブッコミで釣れる外道は、河口や海でもなければカメくらいなものである。(このページを執筆した後に、レバーで鯉を釣ってしまったのは秘密である)

このほか、実績のあるエサは、ちくわ、よっちゃんイカ、ビッグカツ、食パン、コイ用の練りエサ、グルテン、コーン、豆アジの一匹掛け、その場で釣れたアメナマの切り身などがある。要するに、なんでも食べるのである。

 

アメリカナマズにマッチ・ザ・ベイトは考えなくていい。(ホワイトチョコでは釣れなかった…)

 

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どんなポイントで釣るか

霞ケ浦水系ならどこでも釣れてしまうので説明に困るのだが、

・河川の合流など、水が混じる場所

・岸壁のきわの深み

・水門などの流れ込み

​・流れがよれるところ

 

にエサを落とすと良く釣れる。これらが複合する場所が良い。基本的には遠投は必要ない。

 

大物を狙う時に沖に投げたくなるのは人の性かもしれない。だが、アメリカナマズは、沖より壁が好きなようだ。下の図を見てほしい。

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​この図の中の、赤い×をつけたところが、よく釣れるポイントである。

 

こんなに複合する場所があるか?と思われるかもしれないが、霞ケ浦水系ならいくつもある。

 

実際、この図は、とある場所をモデルに描いた。見ただけでどこをモデルにしたかがわかってしまう人もいるだろう。

さて、釣れる印をつけたところは、どんな魚を狙う時にも狙うようなポイントだが、この様なポイントの中でも水深がある場所とない場所がある。霞ケ浦水系だと、濁りでパッと見、水深はわからないだろうから、竿を水に突っ込むなり、オモリを落としてみるなりして水深を測ろう。

 

浅い場所でも釣れるのだが、水深があるところの方がアメリカナマズのストックが多い。

 

この図の場合、水深がありそうなのは水門横と水門の対岸の流れが当たるところ、そして本湖の護岸だ。地図だけ見て選ぶならば、私はこの3つから水深を探るだろう。

実際に私がこのような地形を見たら、水門の吐出し量を確認してから、多ければ水門の対岸に、少なければ水門の横に入る。

 

二つの川の水が混じった場所に1本仕掛けを投げて放置、基本は水門のヨレか水が壁にぶつかる場所の足元で数を釣るだろう。

 

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アメリカナマズ釣りの注意点

 

チョイ投げブッコミ釣りが基本スタイルとなるので、置き竿をする場合には注意が必要で、リールのドラグを緩めておくことを忘れないように。でないと、あっという間に竿が水中に持って行かれる。

 

これはアメリカナマズが釣れて、エサをつけ直して打ち返す時に忘れがちである。一投ごとに、ドラグを緩めよう。

また、アメリカナマズは胸びれと背びれに、車のタイヤを貫くほど鋭く硬い棘(通称:アメナマピック)を持っている。刺そうとして刺してくることはないが、あわてて掴んだり、安易に蹴飛ばしたりすると痛い目に逢う。

小さいものなら、軍手をして尾のほうから手を滑らせて胸びれに引っ掛けるようにすると持ちやすい。

 

大きいものは、軍手をして、アメリカナマズの口に人差し指から小指の4本の指を突っ込み、この4本の指と親指の付け根で下あごをはさむように持つとしっかり固定できる。この時口を閉じられると少々痛いが、それほど噛む力は強くないので、怪我をするようなことはないだろう。

 

これでわかったように、軍手は必須である。

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このほか、浜のような地形のない場所では、必ずタモ網を用意したい。枠は50㎝以上のものを推奨する。足場が高い場合、長く伸びる柄も必要である。

 

ナイロン4号で抜きあげられるのは、55cmくらいの小物が限界だろう。

 

タモ入れのポイントは、「竿を立てて高く持ち上げる」「頭からネットに入れる」「ネットですくおうとせず、竿でネットに誘導するように入れる」ことだ。

 

さらに、口から鈎が外れにくかったり鈎をよく飲まれたりするので、ペンチは持って行ったほうが良い。

 

良く釣れる時間帯・季節は

ナマズということで夜釣りを行う人が多いが、ゴールデンタイムは15:00~20:00くらいである。

 

この時間帯は、実釣の積み重ねと、釣れたアメリカナマズの胃袋の中身を時間ごとに見比べてみた結果導かれたものである。

 

ただし、雨の日や曇りの日は一日中釣れることもある。

 

15時以前はあまり釣れず、活動が鈍っているようである。15時頃に突然釣れ始め、釣れたアメリカナマズの胃袋からはほとんどエサが見つからない。あっても消化されにくい死魚の大きな鱗や背骨などである。腹が減って活性が高いのだ。

 

一方、夜中に釣れたアメリカナマズの胃袋からは、未消化の小魚、ザリガニ、エビなどが多く出てくる。この辺からお腹がいっぱいのようで、朝まづめにかけて食いが浅い。明るくなってくると、あたりは止まる事が多い。

エサの食いはじめを狙うのが、一番釣れるだろう。

アメリカナマズは、活性の低いときには大きい個体でも食いが浅く、あたりがあってアワセても乗らないことがある。特にこれは鯖の切り身を使っているときに顕著で、明らかに大きい魚の魚信があっても、釣れない。

こういう時にと口にちゅるんと入る豚レバーやドバミミズが活躍する。

また、イワシのような群れではないが、ぼんやりとした群れの状態で結構な範囲を回遊しているようなので、釣れるときは連続して釣れる。あたりが全然ない時はポイントを変えよう。

適切なポイントでアメリカナマズの機嫌に合わせてエサを変えてやれば、夕方から始めて一晩中、腕が筋肉痛になるほど釣り続けることも不可能ではない。

季節については、一般的には晩春や初秋の水温が適していると言われる。そのころに釣りに行っている方が多いだろうし、web上にもそういう情報が多い。

 

しかし、二桁の年数を通ってきた私はこれには異議がある。アメリカナマズが最も釣れるのは早春から春中盤にかけてである。

 

大型のサイズが最も釣れるのは晩冬から早春頃なのだ。繁殖を控えた大型個体が荒食いを始めるのは中サイズのアメナマよりも早い時期だ。

 

断言するが、5月にもなると、一気に釣れる数が減る。それでも普通の釣りに比べると釣れまくるので、慣れていない人は満足する人が多いが、4月のあたりの日をつかんだ場合の爆釣具合はこれの比ではない。また、晩春より遥かに平均サイズも大きい。

50cmくらいまでのチビをそこそこ釣りたいならば、厳冬期以外ならいつでも釣れるだろうが、実はサイズが一番出ないのは、アメナマ釣りに「適している」とされる秋である。

 

秋には赤ちゃんのチビアメナマが参戦してきて、釣りにならない時もあるほどである。大物を仕留めるならば、早春をお勧めする。

釣り方を説明したところで、「アメリカナマズ実釣」では実際に巨大なアメリカナマズが釣れたときの釣行について述べていく。ここで見られるアメリカナマズは、日本で釣り上げられたアメリカナマズの中ではネット上にアップされている写真では最大レベルであると自負している。ぜひその巨体をご覧いただきたい。

 

また、アメリカナマズ実釣2018では80upは出ていないものの、大きなアメナマをゲットするために考えるべきポイント、情報の多くを散りばめたので、大物釣りや数釣りなど目的に応じて参照していただくと楽しめるものになっていると思う。

 

アメリカナマズ実釣2016へ

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アメリカナマズ実釣2017へ

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