Thrilling Tsurilling

大きな魚を手軽に釣ろう

アメリカナマズ釣り

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アメリカナマズ(英名 Channel catfish:チャネルキャットフィッシュ)は、カナダ・アメリカ・メキシコを原産とし、主に霞ケ浦水系で爆発的に生息数を増やしている特定外来生物である。

 

日本では、1971年に食用としてカリフォルニア州から輸入され、霞ヶ浦で養殖が始まった。導入されたものが逃げ出して繁殖したと言われている。

 

現在霞ケ浦水系で主に猛威を振るっており、ブルーギルやブラックバスさえも駆逐しそうな勢いでその生息域を拡大させている。肉食性の強い雑食性の魚であり、主に関東で「キャット」「アメキャ」「アメナマ」などと呼ばれルアーやエサ釣りの対象となっている。

 

日本のナマズと違って口ひげは4対、8本あり、日本の淡水魚で言うと見た目は「ギギ」に近い。釣り上げたら「グー、グー」、と鳴くところもギギっぽい。

釣りものとしてのアメリカナマズは、大型の魚が簡単に釣れ、引きも強い。釣る魅力がいっぱいなのだが、バサーやへら、鯉釣り師の間ではあまり好まれてはいないようだ。

まずはアメリカナマズ釣りに使う仕掛け・道具、ポイント、注意点について書いていこう。

 

‐‐‐‐‐‐2022/07追記‐‐‐‐‐‐‐‐‐

このページは主に霞ヶ浦水系でアメナマを狙うときに重点を置いて書いたものである。

最近はアメナマの生息域も拡大し、激流の中やとても水深のある領域でのアメナマ釣りも話題に上るようになってきた。対応するように努力はするが、私の調査・執筆の手もなかなか追いつかないのが現状であるので、他の水系で釣りをされる方は各自このページを参考に釣り方をカスタマイズしてほしい。

‐‐‐‐‐追記終わり‐‐‐‐‐‐

 

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目次

 

仕掛け

アメナマは鈎とエサさえあればなんでも釣れるのだが、仕掛けはシンプルに

3000番以上のリール→道糸→サルカン(タル付オモリ)→ハリス→鈎

でよい。簡単に図にすると、以下のような仕掛けでじゅうぶんだ。あまり難しく考える釣りではなく、エサを落としておいたらモンスターみたいな魚が手軽に釣れるのが醍醐味なので、複雑な仕掛けを組む必要はない。

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道糸は大物狙いならナイロン4号以上、鈎は丸セイゴや鯉鈎、伊勢尼などが良いと思う。バス用のワームフックではすっぽ抜けが多い。小さすぎなければ、あまり深く考えなくても良い。

 

80upを狙うなら、ハリスも4号以上が望ましい。

 

糸の結び方は釣り小話でまとめているので、そちらを参照していただきたい。

 

釣り糸の結び方へ

 

サルカンは「タル付き」、「タル付きオモリ」などと呼ばれる2号程度のオモリ付きのモノを使用するか、なければ鈎直結でガン玉を打ってもよい。

 

流れがある場所では、オモリはもっと重くしても良い。底が取れる大きさであればじゅうぶんだ。

 

サルカンの上に中通しオモリではダメなのか?と考えられる方もいるだろう。なぜ私がこういうスタイルにしているかというと、放置が基本なので、向こうアワセをきっちりとるためである。

 

 

アメリカナマズ釣りでは、経験上、遊動する中通しオモリでは、すっぽ抜けが多くなる。だからタル付きオモリやガン玉を使用するのだ。

 

---2021/01追記

ここの説明が分かり難いと思ったので加筆しておく。おもりの重さで向こうアワセがガッツリかかるわけではなく、この形式にしておくとアメナマの魚信が竿に伝わったときに鈎が外れにくい頬の「かんぬき」部分(この頬の部分をアメナマでは「地獄」と言っている)で止まりやすいため、アワセが乗りやすくなるという意味である。中通しオモリを使うと活性が高いときには飲まれやすく、活性が低いときにはアワセが水平に近い角度で伝わるため乗りにくい。

---

 

 

オモリがあまりに軽すぎると底がとれなかったり、流されて根掛かりしたりする。流れがあったり、風が強かったりすれば適宜大きさを変更したほうが良いだろう。

 

ロッドについては、メバリングやブラックバスのライトタックルで使うスピニングロッドでは大物が釣れた時に糸の強さだけでの勝負になり、ファイトが長引く可能性がある。

 

もちろん、釣れないことはないのだが、大きい物を数釣りできるのがアメリカナマズの楽しみなので、ファイト時間は短いほうがいい。

 

安物でもいいからシーバス用のロッドや、磯竿などが良いだろう。遠投もあまりしないし、短いほうが取り回しがよいのだが、80㎝オーバーの魚が釣れてくるという事を頭に入れると、パワーがあるものがよい。

私がアメリカナマズ釣りに使っているのは以下の二本がメインである。磯竿のほうは、私の釣りではアメリカナマズ専用機である。​パックロッドなのは、私がかつてチャリンコアングラーだったからである。

​「道具が現在何もない」という人でアメナマ釣りしかする気がないならば、意外と強度だけはしっかりしている「チョイ投げセット」でもよい。かく言う私も、初めてのアメナマはチョイ投げセットだった。ただし、やはり「値段なり」であるという覚悟は必要だ。この場合も、後述するがタモ網は別途必須である。

 


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エサは何が良いか

 

15年以上通い詰めた私が検証した結果、鯖の切り身、ドバミミズ、豚レバーの順にあたりが多い。他にスーパーで売っている物では、ワカサギが有望だろう。豆アジはすっぽ抜けが非常に多くなる。

 

 

専用の練りエサなどもあるが、スーパーで鯖とレバーを買っていけば事足りる。

鯖の切り身は、2枚おろしを買ってきて1×2㎝くらいの短冊状にハサミで切って使用する。エサを大きくするほど大物が釣れると考えるのは安易で、すっぽ抜けが増えるだけなので、無暗に大きく切る必要はない。

レバーはスライスされたものを1枚そのまま鈎につければよい。ドバミミズは1本掛けだ。

種々の外道釣りも楽しみたければドバミミズを使用するのが良いだろう。鯖やレバーのブッコミで釣れる外道は、河口や海でもなければカメくらいなものである。(このページを執筆した後に、レバーで鯉を釣ってしまったのは秘密である)

-----2022/05/25追記

霞ヶ浦・北浦では、漁業調整規則により撒き餌釣りが禁止されている。

 

以下、茨城県webサイトより引用。

一般の方が使用できる漁具・漁法は下記のものに限られています。これ以外のもので水産動植物を捕ることはできません。

  1. 竿釣り、手釣り(まき餌釣りを除く
  2. たも網、さで網(船を使用しない)
  3. 投網(船を使用しない)
  4. やす、は具(船を使用しない)
  5. 徒手採捕

引用終わり(強調は筆者による)

 

有名アングラーの名前を使ったものも含めて、霞ヶ浦でのアメリカナマズ釣りを解説するページの中に撒き餌釣りを推奨しているサイトが目立つ。釣りサイトが漁業ルール無視を推奨するなど言語道断である

 

上記の有名アングラーはYouTubeで撒き餌を使った霞ヶ浦におけるアメリカナマズの釣り方の動画に指南者として出演していたが、指摘を受けて一晩で差し替えたという経緯もある。グレーゾーンではなく、言い訳のしようもないほどのアウトだったわけだ。

 

業界内の影響力のある人間や検索上位サイトがこんなのでは先が思いやられる。言い方は悪いが、釣り初心者はまずweb検索で上位に出てきた釣法を劣化コピーすることが多い(劣化とは安全軽視、アンバランスなタックル、タモ網無し、針を外せない装備、etcのことだ)。

 

業界人やハウツー系の情報発信者はたんに釣れればいいという発想でいてもらいたくはないものだ。釣る以外の注意すべき点を、しっかり述べているだろうか?自問してほしい。情報の劣化は、業界の衰退を招く。

-----追記ここまで

 

このほか、実績のあるエサは、ちくわ、よっちゃんイカ、ビッグカツ、食パン、コイ用の練りエサ、グルテン、コーン、豆アジの一匹掛け、その場で釣れたアメナマの切り身などがある。要するに、なんでも食べる。(ホワイトチョコでは釣れなかった…)

 

アメリカナマズは、活性の低いときには大きい個体でも食いが浅く、あたりがあってアワセても乗らないことがある。特にこれは鯖の切り身を使っているときに顕著で、明らかに大きい魚の魚信があっても、釣れない。こういう時に口にちゅるんと入る豚レバーやドバミミズが活躍する。

 

-----------------(2021/05追記)

​2020年からアメナマと姿かたちが似ている日本淡水魚の「ギギ」を飼育していて、気が付いたことがある。ギギは、ボトムにある餌に対してはかじって弱らせるような行動や、地面に押し付けてちぎるような行動をすることがある。これをおそらくアメナマも行っていて、アメナマ釣りで大きな魚信でもアワセが乗らない原因ではないかと推測される。バスや雷魚のショートバイトとは性質が違う。

 

さらにギギに中層を泳ぐ餌を与えてみると、かじるような仕草はなく、一気に吸い込んで食べる様子も確認できる。これもまた、アメナマでも同じだと考えられる。これは私が海釣り公園で余った胴付き仕掛けを考え無しに真下に落として使用した時にショートバイトがなかったという体感とも一致する(アタリの数自体は減ったのだが)。このためアメナマ釣りにおいて、最初に紹介したタル付を使った仕掛けで空アワセが多い場合は、ハリスにフロートを付けて餌が底から浮かぶように設計するか、ダウンショットリグや胴付き仕掛けにシフトして底を切っておくことは非常に効果的であるといえる。

 

以前、Twitterで絡んでくださるルアーアメナマ釣り師の方からも、「ボトムを引いているときにだけ」ワームがちぎられることがある、と教えていただいた。これはここで紹介したギギの捕食行動とアメナマの捕食行動が似通っていることの裏付けの一つになるだろう。

-------------------追記終わり

 

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どんなポイントで釣るか

霞ケ浦水系ならどこでも釣れてしまう(と言っても、いる場所といない場所は当然ある)ので説明に困るのだが、

・河川の合流など、水が混じる場所

・岸壁のきわの深み

・水門などの流れ込み

​・流れがよれるところ

・温排水付近

 

にエサを落とすと良く釣れる。これらが複合する場所が良い。基本的には遠投は必要ない。

 

大物を狙う時に沖に投げたくなるのは人の性かもしれない。だが、アメリカナマズは、沖より壁が好きなようだ。下の図を見てほしい。

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​この図の中の、赤い×をつけたところが、よく釣れるポイントである。

 

こんなに複合する場所があるか?と思われるかもしれないが、霞ケ浦水系ならいくつもある。

 

実際、この図は、とある場所をモデルに描いた。見ただけでどこをモデルにしたかがわかってしまう人もいるだろう。

さて、釣れる印をつけたところは、どんな魚を狙う時にも狙うようなポイントだが、この様なポイントの中でも水深がある場所とない場所がある。霞ケ浦水系だと、濁りでパッと見、水深はわからないだろうから、竿を水に突っ込むなり、オモリを落としてみるなりして水深を測ろう。

 

浅い場所でも釣れるのだが、水深があるところの方がアメリカナマズのストックが多い。

 

この図の場合、水深がありそうなのは水門横と水門の対岸の流れが当たるところ、そして本湖の護岸だ。地図だけ見て選ぶならば、私はこの3つから水深を探るだろう。

実際に私がこのような地形を見たら、水門の吐出し量を確認してから、多ければ水門の対岸に、少なければ水門の横に入る。

 

二つの川の水が混じった場所に1本仕掛けを投げて放置、基本は水門のヨレか水が壁にぶつかる場所の足元で数を釣るだろう。

 

ーーーーーー2023/10/04追記

パターンを少しだけ考えてみよう

 

アメリカナマズの餌釣りにマッチ・ザ・ベイトは必要ないと書いた。しかし、魚が集まるパターンというのは存在する。

 

きわめて簡略化して言おう。「向かい風、シャロー」である。釣り場に悩んだら、これを選択してみてほしい。このような状況下では、風で水面に水流を作りそれが岸に打ち寄せ、岸際で発生したプランクトンなどの微生物が湖底の沖方向に流れていく湖流となる。

 

おのずと、その元にはプランクトンを食べる小さな魚やエビが集まるのである。こういったことはアメナマも知っている。なので、釣り場に迷ったら天気予報などを見て「向かい風、シャロー」を狙って釣りをしてみよう。

 

爆風だとかなり重いオモリも必要になるだろう。一つくらいは忍ばせておくとよい。

 

------追記以上

 

 

 

 

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アメリカナマズ釣りの注意点

 

チョイ投げブッコミ釣りが基本スタイルとなるので、置き竿をする場合には注意が必要で、リールのドラグを緩めておくことを忘れないようにしたい。でないと、あっという間に竿が水中に持って行かれる。

 

これはアメリカナマズが釣れて、エサをつけ直して打ち返す時に忘れがちである。一投ごとに、ドラグを緩めよう。

また、アメリカナマズは胸びれと背びれに、車のタイヤを貫くほど鋭く硬い棘(通称:アメナマピック)を持っている。刺そうとして刺してくることはないが、あわてて掴んだり、安易に蹴飛ばしたりすると痛い目に逢う。

小さいものなら、軍手をして尾のほうから手を滑らせて胸びれに引っ掛けるようにすると持ちやすい。

 

大きいものは、軍手をして、アメリカナマズの口に人差し指から小指の4本の指を突っ込み、この4本の指と親指の付け根で下あごをはさむように持つとしっかり固定できる。この時口を閉じられると少々痛いが、それほど噛む力は強くないので、怪我をするようなことはないだろう。

 

持っているのなら、フィッシュグリップがやはり便利だ。

 

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このほか、浜のような地形のない場所では、必ずタモ網を用意したい。枠は50㎝以上のものを推奨する。足場が高い場合、長く伸びる柄も必要である。

 

ナイロン4号で抜きあげられるのは、55cmくらいの小物が限界だろう。

 

タモ入れのポイントは、「竿は立てずに高く持ち上げて上斜め後ろに引く」「魚の頭からネットに入れる」「ネットですくおうとせず、竿でネットに誘導するように入れる」。

 


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----2022/03編集・追記

さらに、手では口から鈎が外れにくかったり鈎をよく飲まれたりするので、プライヤーとマウスオープナー、そしてオエオエ棒」を持っていくべきである。特にほかの鈎外しの使い方に精通していない方、そしてロングノーズプライヤーを鈎外しのために普段使いしている方は飲まれた鈎はほぼ外せないと思ったほうが良い。なので簡単に外しやすい「オエオエ棒を持って行くのが必須だ。

しつこいようだが、アメナマの餌釣りでは”じらす”ようなあたりが多く、アワセたら乗るだろうという確信が持てず、結果鈎を飲まれてしまうことがよくある。

オエオエ棒がなければ、鈎がとれないことが頻繁にあるだろう。これではいくらリリースして泳いでいこうが、最終的にはデッドリリースだ。どこかで力尽きで悪臭を放って釣り場と水辺を汚し、釣り禁止に一歩前進してしまう。つべこべ言わず一番便利なオエオエ棒を使おう。

 

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----追記終わり

 

-------------(2021/05追記)

近年、手軽な釣りとしてアメリカナマズ釣りを行う人が多くなってきた。それに伴って明らかにアメナマ釣りのごみと思われるものが放置されているのを目撃する機会も増えている。

 

このページの読者は特に初心者の方も多いであろうからあえてこの場所で述べておく。アメナマ釣りは肉や切り身のトレイ、それらを触ったときに汚れた手を拭うウェットティッシュ、アメナマを触った軍手などなどで多くのごみが出る。

 

このようなごみは放置すると人間・水辺の生物、鳥などの命を危険にさらし、近隣住民や行政を怒らせる。釣り禁止一直線だ。釣り人にとってもメリットはない。必ずごみを入れる袋を用意し、ごみは持ち帰ろう。

 

また、アメナマは特定外来生物であるし、いなくなることが望ましいと思う人もいる。それは理解できるが、釣れた魚を陸に放置して帰るのはゴミを放置して帰るのと変わらない。いや、腐敗して悪臭を放つためそれ以上に悪質だ。カラスやトビが民家などに腐乱死体を運んでしまうこともある。駆除をするならば、責任をもって〆て持ち帰り、食べるか、嫌なら生ごみに出すなどするようにしてほしい。そこまでの覚悟がなければ、駆除派であっても生きたままリリースが最善手であることをどうか覚えておいてほしい。

 

釣り初心者で当サイトを参考にアメナマ釣りに行かれる方は、以下の記事を読んでから行っていただきたい。

 

釣りのマナーに関すること

 

-----------追記終わり

 

良く釣れる時間帯・季節は

ナマズということで夜釣りを行う人が多いが、ゴールデンタイムは15:00~20:00くらいである。

 

この時間帯は、実釣の積み重ねと、釣れたアメリカナマズの胃袋の中身を時間ごとに見比べてみた結果導かれたものである。

 

ただし、雨の日や曇りの日は一日中釣れることもある。

 

15時以前はあまり釣れず、活動が鈍っているようである。15時頃に突然釣れ始め、釣れたアメリカナマズの胃袋からはほとんどエサが見つからない。あっても消化されにくい死魚の大きな鱗や背骨などである。腹が減って活性が高いのだ。

 

一方、夜中に釣れたアメリカナマズの胃袋からは、未消化の小魚、ザリガニ、エビなどが多く出てくる(個体差が大きく、死魚ばかり食っているものから小魚ばかりのものと多彩ではある)。この辺からお腹がいっぱいのようで、朝まづめにかけて食いが浅い。明るくなってくると、あたりは止まる事が多い。

エサの食いはじめを狙うのが、一番釣れるだろう。

 

 

また、イワシのような群れではないが、ぼんやりとした群れの状態で結構な範囲を回遊しているようなので、釣れるときは連続して釣れる。あたりが全然ない時はポイントを変えよう。

適切なポイントでアメリカナマズの機嫌に合わせてエサを変えてやれば、夕方から始めて一晩中、腕が筋肉痛になるほど釣り続けることも不可能ではない。

季節については、一般的には晩春や初秋の水温が適していると言われる。そのころに釣りに行っている方が多いだろうし、web上にもそういう情報が多い。

 

しかし、大型のサイズが最も釣れるのは晩冬から早春頃だ。繁殖を控えた大型個体が荒食いを始めるのは中サイズのアメナマよりも早い時期なので、チビに邪魔されずに大物が狙えるため平均サイズが上がる。

 

サイズが出る数釣りならば4月末ごろが良いだろう。5月にもなると、平均サイズと数が減る。それでも普通の釣りに比べると釣れまくるので慣れていない人は満足する人が多いが、4月の当たりの日をつかんだ場合の爆釣具合はこれの比ではない。

50cmくらいまでのチビをそこそこ釣りたいならば、厳冬期以外ならいつでも釣れるだろうが、実はサイズが一番出ないのは、アメナマ釣りに「適している」とされる秋である。

 

秋には赤ちゃんのチビアメナマが参戦してきて、釣りにならない時もあるほどである。大物を仕留めるならば、早春をお勧めする。夏の場合は、夜釣りで数が出る傾向がある。

 

釣り方を説明したところで、「アメリカナマズ実釣」では実際に巨大なアメリカナマズが釣れたときの釣行について述べていく。ぜひその迫力ある巨体をご覧いただきたい。

 

また、アメリカナマズ実釣2018では80upは出ていないものの、大きなアメナマをゲットするために考えるべきポイント、情報の多くを散りばめたので、大物釣りや数釣りなど目的に応じて参照していただくと楽しめるものになっていると思う。

 

アメリカナマズ実釣2019でも超が付く大物は出ていないが、平均50以上を釣り上げ「2018年調査の答え合わせ」ともいうべき内容となった。また、春以外の季節のアメナマ釣りについての課題も見つかった。

 

 

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